
「コンビニのクレジットカードなんて、正直どれも似たようなものだよなあ。」
これは、ファミマカードを作る前の自分が思っていたイメージです。
年会費無料で、ポイントが少し付いて、まあ便利といえば便利という程度。
正直なところ、特別お得という印象はありませんでした。
何なら管理しないといけないクレジットカードが増えるので、面倒なイメージもありました。
そんな中で、何気なく目に入ったのが「ファミマで最大5%割引」という文字です。
ポイント還元ではなく、請求時に割引されるという、少し珍しい仕組みでした。
「どうせ条件がややこしいんじゃないか」
「ファミペイ連携とか、結局面倒そう」
そう思いつつも、年会費は永年無料。
合わなければ使わなければいいか、という軽い気持ちで申し込んでみました。
実際に使ってみると、ファミマでの買い物が、思っていた以上に気楽に、お得になったと感じています。
ポイント残高を気にする必要がなく、失効の心配もありません。
気づけば、いつもの買い物が少し安くなるイメージです。
ただ、ファミペイとの連携や、「店頭支払いコース」「最少お支払金額」なる請求周りの仕組みはややこしかったです。
そこでこの記事では、FP2級の資格を持つ筆者が、ファミマカードを実際に作って使ってみた感想を中心に、仕組みやお得な使い方、そして事前に知っておきたい注意点についてまとめました。
ファミマをよく利用する方であれば、一度目を通してもらえると参考になると思います。
ファミマカードを作ったきっかけ

ファミマカードを作ってみた理由は、シンプルに「年会費無料」と「5%割引」という文字が目に入ったから。
もともと、私はそこまでファミマを利用するタイプではありませんでした。
というのも、これまでファミマには「これを使えばお得」という決定打になるカードがなかったからです。
コンビニで割引が適用されるクレジットカードとしては、三井住友カードが有名です。
筆者も持っているのですが、セブンイレブンやローソンなら最大7%還元になるため、「コンビニに行くならセブンかローソンで三井住友カード」という行動が、いつの間にか自分の中で定着していました。
そのため、ファミマは自然と選択肢から外れがちだったのが正直なところです。
そんな中、最近ファミマを利用する機会が増えてきました。
新商品が気になったり、たまたま出先で近くにあったりと理由はいろいろですが、ファミマに行くたびに「このまま定価で買い続けるのは、ちょっともったいないな」と感じるように。
そこで目に入ったのが、店頭でよく見かけるファミマカードの広告でした。
ファミマをよく利用する方なら、一度は見たことがあると思います。
そこに書かれていた「年会費無料」「ファミマで最大5%割引」というワードを見て、ふと「ファミマカードを作れば7%まではいかなくても、5%はお得になるのか」と思いました。
正直なところ、還元率だけを見れば、三井住友カードでセブンイレブンやローソンを使ったほうが条件は良いです。
この点は間違いありません。
ただ、どうしても近くにファミマしかない場面もあります。
そんなときに、何も考えずに使える「ファミマ専用の割引カード」と割り切って持てば、少なくとも損をした気分にはならないのではないか、と思ったのです。
年会費もかかりませんし、「とりあえず作って、合わなければ使わなければいい」と考えて、ファミマカードを作ってみることにしました。
ちなみに記事執筆時点では、新規入会キャンペーンとしてファミペイポイントが3,000ポイントもらえるようです。
筆者もこれに乗せられて作りました。
ファミマカードってどんなカード?まずはサクッと概要

実はファミマのカードはファミマカードが初ではありません。
前から「ファミマTカード」というのがありました。
しかし、ファミマTカードは2025年8月末で発行が終了。
その翌月に登場したのがファミマカードです。
2025年9月にリニューアル、旧ファミマTカードとの違い
一番大きな違いは還元率と還元方法。
まず還元率。
ファミマTカードからファミマカードになったことで、以下のように還元率がアップします。
| ファミマTカード | ファミマカード | |
|---|---|---|
| ファミマ | 最大2% | 最大5% |
| ファミマ以外 | 最大0.5% | 最大1% |
つまりファミマTカードからファミマカードになることで、ファミマで買い物をするなら2倍以上お得になったわけです。
ファミマ以外も2倍になっています。
そして還元方法。
ファミマTカードは「T」とつくようにTポイント(現Vポイント)が絡んでいるカードです。
そのため、還元されるのはTポイントでした。
一方でファミマカードは請求額から最大5%が差し引かれます。
つまり、ファミマで1,000円の買い物をしたら請求時に自動的に50円引きになり、実際に支払う金額は950円です。
現金値引きのようなものなので、いちいちポイントを気にする必要がなくなります。
筆者もファミマTカードの時代からファミマが発行しているカードがあることは知っていましたが、最大2%還元にはあまり旨味を感じていませんでした。
他のところで使っても0.5%還元なので、楽天カードなど1%還元系のクレカの方が上ですし。
そもそもファミマはあんまり行かないし。みたいな。
しかし、還元率がアップしたファミマカードならファミマは5%、それ以外も1%と楽天カードのような1%系クレカに匹敵するようになったので、作ったという感じです。
年会費・ETCカード・国際ブランドをチェック
ご存知かと思いますが、ファミマカードのその他の情報をざっくりまとめると以下のような感じです。
| 年会費 | 無料 |
| ETCカード | 無料 |
| 国際ブランド | JCB |
| 支払い方法 | 店頭支払いコースが基本 |
大体は一般的なカードとそこまで違いはないかと思います。
国際ブランドがJCBという点が気になりますが、ファミマカードをファミマ以外で使う人はそんなにいないかと思うので問題ないかなと。
あと支払い方法がデフォルトでは「店頭支払いコース」になっています。
これは文字通り毎月ファミマに支払いに行かないといけないものですが、発行後に口座引き落としに変更できます。
手続きもサイトから5分くらいでできました。
「店頭支払いコース」は現金感覚で使えるのはメリットですが、忘れると延滞金などで大変なことになるので口座引き落としへの変更がオススメです。
筆者は即、口座引落にしました。
ポイントじゃない「請求時割引」
先ほども書きましたが、ファミマカードはポイント還元ではありません。
請求時に請求額から還元分が値引きされます。
「ポイントの方が使い勝手がいい」という人もいるかもしれませんが、ポイントの活用法や有効期限などを深く考えずに使いたい方が大半かと思います。
何なら最近はなんでもポイント還元ばっかりなので、個人的には実質現金値引きしてくれるのは嬉しいまであります。
ファミマで使うなら「カードの現物が必須」

ファミマカードをファミマで使うときに一番厄介なのが「カードの現物が必須」という点。
ここまでファミマの還元率=5%というニュアンスで書いてきました。
しかし、一言で「ファミマでファミマカードを使って支払う」といっても、厳密にはどうやって支払うのかによって以下のように還元率が変わります。
| ファミマカード現物 (ファミペイ連携済み) | 5% |
| ファミマカード現物 (ファミペイ連携なし) | 3% |
| Apple Payに登録した ファミマカード | 1% |
| ファミペイチャージ | 0.5% (ポイント還元) |
5%にするためにはファミペイ連携が必要ですが、これは一回やればOKです。
なのでそんなに気にするところではないかと思います。
(やり方はあとで解説します。)
Apple Pay 1%還元は要注意
問題はカードの現物で決済しないと5%にならないという点。
今の時代、iPhoneを使っている人なら特に、クレジットカードはApple Payに登録して現物は持ち歩かない人が多いと思います。
しかし、ファミマカードはApple Payに登録したファミマカードでは1%還元にしかなりません。
正直面倒ですが、筆者はお財布の中の他の1%系のクレカと入れ替えることで解決しました。
筆者はいくつかクレジットカードを持っており、お財布にカードを入れて持ち歩く派でしたが、クレカの大半が「どの店でも1%還元」というものでした。
しかし、ファミマカードは何度も書いているように「ファミマは5%、それ以外は1%」です。
つまり、今持っている「どこでも1%還元カード」をファミマカードに入れ替えて持ち歩けばお財布に入れるカードの枚数はこれまでと変わりません。
(ファミマでの買い物時に取り出さないといけないのは面倒ですが。)
スマホしか持ち歩かない人はここは面倒かと思います。
ファミペイチャージ0.5%還元は「使い方次第ではアリ」
また、ファミペイへのチャージは0.5%還元です。
この0.5%はファミペイのポイントとして付与されます。
ファミペイチャージで0.5%しかつかないのは残念ですが、筆者が勝手に推察した「ファミマ事情」的には仕方ないかと思います。
というのも、ファミペイは実はファミマ以外でも使えるので、ファミペイチャージを5%還元にしちゃうと、他店でもファミペイを使えば5%還元になってしまいます。
「ファミマのアプリなんだからチャージでも5%にしてくれよ」とは思いますが、それは避けたいという思惑があるのでしょう。
なお、定期的にファミマカードからファミペイにチャージすることで、割引されるキャンペーンが行われています。
記事執筆時点で行われているものは5万円チャージで請求時に500円引き、つまり実質1%還元です。
もともとの0.5%も合わせると1.5%還元にはなるので、ファミマ以外でファミペイを使うならキャンペーン期間中のチャージがオススメです。
ファミペイのチャージの使いみちとして、ファミマでPOSAを買う場合はアリです。
ファミマではPOSAカード(Amazonギフトカードなど)を0・1・5のつく日にファミペイで買うと+1.5%還元になります。
つまり、ファミペイチャージ分と合わせてPOSAが実質2%還元に、「5万円チャージで500円引き」も合わせれば実質3%還元になります。
お弁当やパンなど、ファミマの商品を買うならファミマカードで5%還元が最適ですが、POSA目的でファミペイにチャージするのも使い方としてはアリでしょう。
ファミマカードの作り方【時間とか審査とか】

実際にファミマカードを作る方法を解説していきます。
といっても他のクレカとそんなに変わりません。
- ファミマカード公式サイトを開く
- 「カードをつくる」をタップ
- 必要事項を入力
- 本人確認を行う
- 審査を待つ
流れ自体はそんなに他のカードと遜色ありません。
申込み時には年収などの情報も必要ですが、当然正確な情報を入れましょう。
一点他のクレカと違ったのは「本人確認が必要な点」。
筆者はこれまで10枚ほどのクレカを作ってきましたが、本人確認が必要だったのは初めて?な気がします。
ただ、マイナンバーや免許証を持っていれば5分くらいでできるので、そんなに面倒ではありませんでした。
発行までは約1週間
申込みから発行までにかかる時間は1週間ほどです。
筆者の場合は以下のような感じでした。
- 1/11(日) 11時頃:ファミマカード申込み・本人確認
- 1/13(火) 13時頃:発行手続き完了のメール
- 1/15(木):簡易書留で発送
- 1/17(土):配達・到着
混雑状況などにより異なるかもしれませんが、1週間前後だと思っておくと良いでしょう。
なお、ファミマカードにはバーチャルカード(申込み後、すぐにオンラインなどで使えるカード)はありません。
届くまで使えないのがちょっと気になりますが、そんなに大問題でもないかと思います。
限度額は普通よりちょい多め?
限度額は筆者が持っているカードの中ではちょっと多いくらいでした。
ちなみに、発行元は「ポケットカード株式会社」です。
筆者はすでに同社のP-oneというカードを2年ほど持っており、そこそこ使っていた実績があったため、優遇してもらえたのかもしれません。
ただ、ファミマカードを使う人の大半はファミマでしか使わないと思います。
ファミマで毎月何十万円も使うことは無いと思うので、そこまで気にする必要は無いでしょう。
【重要】作ったあとに知っておきたい注意点
ファミマカードを作った後に注意しておきたいのが請求周りです。
具体的には以下の3つです。
- リボ払いに要注意
- 口座引き落としがベスト
- ファミペイとの連携
特にリボ払いにすると、手数料でせっかくの5%還元が減ってしまいます。
リボ払いに要注意
1つ目はリボ払いに要注意という点。
ファミマカードの請求額の支払い方法は「店頭支払いコース」と「口座引落しコース」の2つのコースがあります。
発行時点では「店頭支払いコース」になってます。
店頭支払いコースの場合、ファミマに行って支払いをするのですが、以下の3つの支払い方法を選べます。
- 最少お支払金額をお支払い(リボ払い)
- 増額してお支払い
- 全額をお支払い
このうち、「最少お支払金額をお支払い」はカッコ書きにもあるようにリボ払いです。
「支払金額を少なくできる!」と思いがちですが、これにするとリボ払いで手数料が大変なことになるので、店頭支払いコースを使う場合は特に注意しましょう。
できる限りリボ払いや後払いを使いたくない筆者からすると「全額をお支払い」しか眼中にありません。
口座引き落としがベスト
また、カード発行後は口座引き落としにするのがオススメです。
店頭支払いコースは利用月の翌々月1日まで、例えば1月に使った料金は3/1までに支払いをすれば良いのですが、いちいちファミマに行って支払ったり、管理したりするのは面倒です。
そのため、個人的には口座引き落としコースに変えることをオススメします。
変更方法は非常にかんたんです。
- ファミマカードのログインページからログインする
- スマホなら右下の「メニュー」をタップ
- 「登録情報照会・変更」から「引落とし口座登録・変更」をタップ
- 「お支払い金額設定の選択」で「ずっと全額支払い」を選択
- 銀行口座を連携
引き落としに使う口座は大抵の口座ならどこでもいけます。
楽天銀行やPayPay銀行などのネット銀行ももちろん対応しています。
ファミペイとの連携
ファミマで5%還元にしたい方必見なのがファミペイとの連携。
これがちょっとわかりにくいところにあるので要注意です。
ファミペイにチャージする用のクレジットカードとして登録すればOKのように思えますが、実際には専用のページから登録する必要があります。
手順は以下のとおりです。
- ファミペイを登録
- ホームの右上あたりにある人のアイコンをタップ
- マイページが開くので、上にある「設定」をタップ
- 「アカウント設定」→「Famima Card連携」をタップ
- あとは画面の指示に従って登録
若干隠れた場所に登録画面があるので注意しましょう。
ただ、一回連携すればあとは自動的に5%割引になります。
面倒ですが、これをしないと3%還元なので、サクッと設定しちゃいましょう。
結局どんな人に向いているカードなのか
ではファミマカードは結局どんな人に向いているカードなのか。
個人的には以下のような方は必須と言ってもいいかと思います。
- 週1回以上ファミマに行く人
- ポイント管理が面倒な人
- 普段はカード払いしつつ、利用料金は現金支払いしたい人
週1回以上ファミマに行く人
まず週1回以上ファミマに行く人。
ファミマカードはここまで何度も書いてきたように、ファミマでの利用が5%還元になるという強みがあります。
そのため、週1回以上など、頻繁にファミマに行く人は作っておくのが良いでしょう。
仮に週に1回、1,000円の買い物をするなら1ヶ月で4,000円です。
1%還元のカードなら40円しか還元されませんが、ファミマカードなら5%還元で200円の還元になります。
しかもファミマカードは請求額から差し引かれるため、支払う金額は3,800円になります。
年会費も無料ですし、ファミマ以外でも1%還元なので、作る分に損は無いかと思います。
ポイント管理が面倒な人
2つ目はポイント管理が面倒な人。
先ほどと被りますが、ファミマカードの還元分は請求額から差し引かれます。
そのため、ポイントの管理から開放されたい方にはまさにピッタリと言えます。
普段はカード払いしつつ、利用料金は現金支払いしたい人
最後は「普段はカード払いしつつ、利用料金は現金支払いしたい人」。
ちょっとややこしいですが、ファミマカードは先ほども書いたように「店頭支払いコース」なら、ファミマカードの利用料金を現金で支払えます。
つまり、普段はファミマカードで支払って、1ヶ月分の料金をまとめて現金で支払うようなことができます。
個人的には口座引き落としの方がオススメですが、「現金の方がお金を使っている感があって節約になる」という方も多いかと思います。
しかし、いちいち現金払いするとなると手間ですし、小銭がかさむのが億劫なこともあるでしょう。
ファミマカードなら普段の支払いをつけ払いのような感じにして、翌々月の1日までにまとめて現金で支払えるので、「カード払い×現金払い」という異色のコラボが実現できます。
「普段はカード払いしつつ、利用料金は現金支払いしたい」という人はそんなに多くないかもしれませんが、そんな方でもピッタリです。
まとめ|「ファミマー」なら作って損なし。むしろ作らないと損。
一言で言うとファミマを使う「ファミマー」なら、年会費無料だし、5%還元だし、作って損は無いと思います。
むしろファミマで高還元となるクレジットカードやキャッシュレスサービスはないため、ファミマカードを作らないと損です。
一部注意点はありますが、総合的に見れば持っておきたいカードと言えるでしょう。















